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2017/12/01 09:27カナダの第3四半期GDPが加ドルの下押し要因となる可能性も

(欧米市場レビュー)

11月30日の欧米の外国為替市場では、英ポンド/円が一時9月以来となる152.44円まで上昇しました。ブレグジット交渉に関して、清算金に続きアイルランド国境問題でも英国とEUの合意が近いとの報道が英ポンドの上昇材料となりました。

米ドル/円は一時112.64円まで上昇しました。米税制改革法案に対して態度を保留していたマケイン上院議員が同法案に支持を表明したことで、米株や米金利が上昇したことが材料視されました。

10月の米PCE(個人消費支出)デフレーターは前年比+1.4%と、FRBの目標である2%を引き続き下回りました。ただ、9月が前年比+1.3%から同+1.4%へ上方修正され、米ドルのサポート材料となりました。

※米PCEに関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

日本時間22時30分にカナダの第3四半期GDPが発表されます。第3四半期の市場予想は前期比年率+1.6%と、前回の同+4.5%から成長が鈍化する見込みです。BOC(加中銀)は今年、2回の利上げを実施しました。ただ、経済成長に鈍化がみられ、BOCの追加利上げ観測が後退すれば、加ドルの下押し材料となる可能性があります。

早ければ30日とみられていた米上院の税制改革法案の採決は後ズレしたようです。依然として態度を表明していない議員がいることが背景です。ただ、引き続き注視しておく必要はありそうです。

経済指標では日本時間12月2日午前0時に発表される11月の米ISM製造業景況指数に注目です。同指数は2016年9月以降、活動の拡大・縮小の境目である50を上回っています。引き続き高水準を維持できるのか注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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