市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/11/02 09:11BOEは10年ぶりの利上げへ!? 米税制改革のゆくえにも注目

(欧米市場レビュー)

1日の欧米の外国為替市場では、米ドルが上昇。米ドル/円は一時114.24円まで上昇し、ユーロ/米ドルは一時1.1608ドルまで下落しました。10月の米ADP雇用統計が23.5万人増と、市場予想の20万人増を上回ったことが米ドルの支援材料となりました。

10月の米ISM製造業景況指数は58.7と、市場予想を下回り、9月の60.8から低下しました。ISM製造業景況指数の結果を受けて米ドルは一時114円を割り込みました。ただ、その後の米FOMCの声明を受けて米ドルは反発し、再び114円台を回復しました。

FOMCでは、金融政策の据え置きが決定されました。声明では、「労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動はハリケーンの被害にもかかわらず堅調に推移している」との認識が示されました。

(※)米FOMCに関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

日本時間2日21時にBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)が金融政策を発表します。英インフレ率の上昇を背景に、市場では政策金利の引き上げが予想されています。市場が高い確率で利上げを織り込んでいるため、BOEが政策金利を据え置いた場合、英ポンドの下落材料となる可能性には注意が必要です。

また、同時に公表されるインフレーションレポートにも注目です。今後の物価見通しに関する見解や、それを受けた市場の利上げ見通しの変化が英ポンドの相場材料となる可能性があります。

(※)【英ポンド/円】テクニカル分析は、本日の「注目のチャート」をご参照ください

トランプ大統領は1日、次期FRB議長を2日(日本時間3日午前)に発表すると表明しました。米主要メディアは、パウエルFRB理事が次期FRB議長に指名される見込みと報道しています。

(※)FRB議長人事に関して、10月25日配信の「シナリオレポート」をご参照ください

米税制改革のゆくえにも注目です。米共和党が1日に予定していた税制改革法案の提示は、個人所得税の減税規模などで調整が難航していることもあり、2日以降にずれ込みました。

米下院予算委員会のブラック委員長は1日、税制改革法案を2日午前9時(日本時間2日午後10時)に公表する予定と述べました。ただ、同時に共和党が法案の文言を引き続き調整しているとも述べており、法案の提示がさらに遅れる可能性もあります。

市場が税制改革への期待をかなり織り込んでいるとみられるなかで、税制改革の不透明感が高まれば、米株および米ドルの下落材料となるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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