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2017/10/27 09:15ECBはQE縮小決定もユーロは下落。次期FRB議長人事が引き続き相場材料に

(欧米市場レビュー)

26日の欧米の外国為替市場では、ユーロが下落。ユーロ/円は一時132.66円、ユーロ/米ドルは一時7月26日以来となる1.1639ドルまで下落しました。ECB理事会では、QE(量的緩和)の縮小が決定されました。ただ、必要に応じてQEの規模拡大や期間を延長する可能性に含みを持たせたことがユーロ安材料となりました。

(※)ECBに関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

米下院は26日、予算決議案を賛成216対、反対212の僅差で可決しました。税制改革(減税)への期待から米国債利回りが上昇し、米ドルも底堅く推移しました。共和党の税制改革法案は11月1日に明らかにされる予定です。

トルコリラ/円は一時29.63円まで下落。TCMB(トルコ中銀)は、主要な3つの政策金利と(事実上の政策金利の上限となっている)後期流動性貸出金利の据え置きを決定しました。

(本日の相場見通し)

トランプ大統領は25日のインタビューで、イエレン議長に関して「とても素晴らしい」と評価する一方、オバマ政権下で指名されたことが「不利な材料だ」と述べました。

米政治サイトのポリティコは26日、次期FRB議長候補がパウエルFRB理事とスタンフォード大学のテーラー教授に絞られたとする関係者の話を報じました。一方で、トランプ大統領は毎日考えを変えるため上記2名に候補者を絞るのは安全ではないとの別の関係者の話も報じています。

ホワイトハウスは、最終的な決定は下されていないとしており、引き続き次期FRB議長人事に関する報道が相場材料になりそうです。

日本時間27日21時30分に米第3四半期GDPが発表されます。市場予想は前期比年率+2.6%と、第2四半期の同+3.1%からは成長率が低下しそうですが、2%台の底堅い成長が予想されています。米経済の堅調が示されれば、米ドルの支援材料となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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