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2017/10/26 09:07 市場の注目はECB理事会! TCMB(トルコ中銀)の会合にも注目

(欧米市場レビュー)

25日の欧米の外国為替市場では、英ポンドが一時9月28日以来となる151.34円まで上昇。英第3四半期GDPが前年比+1.5%と、市場予想の同+1.4%を上回ったことで、BOE(英中銀)が来週のMPC(金融政策委員会)で利上げを行うとの観測が高まりました。

加ドルは一時9月8日以来となる88.59円まで下落。BOC(カナダ中銀)は25日、政策金利を1%に据え置きました。声明では「時間とともに必要となる金融刺激策は減少するものの、将来の政策金利調整には慎重を期す」とされ、市場がややハト派的と受け止めたことが加ドルの下押し要因となりました。

南アランドは対円で一時4月13日以来となる8.04円まで下落。対米ドルでは年初来安値を記録しました。ギガバ財務相は25日の予算演説で、成長鈍化と政府債務の拡大見通しを示しました。同相は、2017-18年度の財政赤字が対GDP比で2009年以来となる4.3%に達する可能性があると指摘しました。

(本日の相場見通し)

本日はECB理事会に注目です。早ければ今回の理事会で、QE(量的緩和)縮小の計画が発表される可能性があります。市場はある程度織り込んでいるとみられますが、QE縮小ペースなどが相場材料となる可能性はあります。

日本時間20時にTCMB(トルコ中銀)が政策金利を発表します。市場予想では、主要な3つの政策金利と(事実上の政策金利の上限となっている)後期流動性貸出金利をともに据え置くとみられています。

市場では、TCMBの次の一手は利下げとの見方があります。FRBやBOCに続き、BOEも利上げを行う可能性があります。また、ECBも金融政策の正常化に向けた動きを見せており、主要先進国では金利に上昇圧力が加わっています。その中で、TCMBがハト派的な姿勢を示せば、トルコリラには下押し圧力が加わるかもしれません。

ただ、9月の声明でTCMBは利上げに含みを持たせました。政策金利が市場予想通り据え置かれた場合、9月同様に利上げの可能性を示すかが相場材料となる可能性もあります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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