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2017/10/18 09:04中国の「為替操作国」認定は見送り。本日は米ベージュブックに注目

(欧米市場レビュー)

17日の欧米の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。米ドル/円は一時112.44円まで上昇。ユーロ/米ドルは一時1.1735ドルまで下落しました。9月の米鉱工業生産指数や10月の米NAHB住宅市場指数が市場予想を上回り、前回値から改善。堅調な米景気が米ドルの支援材料となりました。

9月の英CPI(消費者物価指数)は前年比+3.0%と、8月の同+2.9%からインフレが加速しました。英CPIが3%台まで上昇したのは2012年4月以来です。ただ、英ポンドの上昇は一時的で、その後に英ポンド/円は一時147.75円まで下落しました。カーニーBOE(英中銀)総裁やMPC(金融政策委員会)メンバーが行った議会証言が、予想よりタカ派的でなかったことなどが英ポンドの下押し要因となりました。

(※)英CPIに関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

米財務省は17日、半期に一度の為替報告書を公表し、中国の「為替操作国」認定を見送りました。報告書では、日本、ドイツ、中国、韓国、スイスを引き続き「監視リスト」に含めました。一方で、台湾については為替介入の規模を縮小したとして、監視リストから除外しました。

米財務省は報告書で、中国の対米貿易黒字の縮小が進んでいないことに懸念を示し、前回同様、中国当局の元安政策を批判しました。ただ、急激な元安を防ぐための最近の取り組みは世界経済への悪影響を阻止するのにも役立っている可能性があると指摘。前回と比べると、米国の各国の為替政策に対する態度はやや軟化しました。

日本時間19日午前3時に米ベージュブックが公表されます。米鉱工業生産指数はハリケーンの影響もあり、8月に前月比マイナスでしたが、9月はプラスに改善しました。ベージュブックで、ハリケーンの影響に関してどのような見解が示されるのか、ひっ迫しているとみられる労働市場や鈍い伸びが続いている物価動向などに関しての報告にも注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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