市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/10/11 08:55カタルーニャ州独立問題がユーロの相場材料となる可能性も

(欧米市場レビュー)

10日の欧米の外国為替市場では、ユーロが堅調に推移し、ユーロ/円は一時132.82円、ユーロ/米ドルは一時1.1821ドルまで上昇しました。スペイン・カタルーニャ州の独立問題で独立宣言が延期されたことや、ラウテンシュレーガーECB専務理事の発言がユーロの支援材料となりました。

英ポンドは続伸。9月のBRC(英小売協会)小売売上高が前年比+1.9%と、8月の同+1.3%から増加。8月の鉱工業生産指数は前年比+1.6%と、市場予想の同+0.8%を上回り、7月の同+0.4%から改善しました。

(本日の相場見通し)

スペイン・カタルーニャ州の独立問題では、プチデモン州首相が10日(日本時間11日未明)、10月1日の住民投票で「カタルーニャは独立する権利を得た」と述べる一方、中央政府との対話期間を設けるため、独立宣言を一時的に見送る考えを示しました。

スペインのラホイ首相は日本時間11日午後4時に臨時閣議を招集し、カタルーニャ州独立問題の措置を議論するようです。また、同首相は同日中にスペイン議会でカタルーニャ問題について演説する予定です。

(※)カタルーニャ州独立問題について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

ラウテンシュレーガーECB専務理事は、インフレを抑制している要因は一時的なものであるとし、「(ECBは)来年、債券購入を縮小し始めるべきだ」との考えを示しました。ECBは10月26日に理事会を開催します。そこでQE(量的緩和)縮小が決定されるのか注目です。

日本時間12日午前3時にFOMC議事録(9月19日-20日開催分)が公表されます。6日に発表された米雇用統計の結果を受けて、市場が予想するFRBが年内に利上げを行う確率は10日時点で93.1%まで上昇しています(10月3日時点では77.5%)。

今回公表されるFOMC議事録には6日の米雇用統計は反映されていません。ただ、年内の利上げに関して、FOMC内でどのような議論が行われたのかには注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

--------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ