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2017/10/06 08:44 ECB理事会の議事要旨はややハト派的内容に。本日は米雇用統計に注目

(欧米市場レビュー)

5日の欧米の外国為替市場では、堅調な米経済指標の結果を受けて米ドルが上昇しました。米ドルは対ユーロで一時1.1698ドル、対豪ドルで一時0.7788ドル、対NZドルで一時0.7110ドルまで上昇しました。

5日に公表されたECB理事会の議事要旨(9月開催分)では、QE(量的緩和)に関する様々なシナリオについて討議されたことが示されました。また、理事会メンバーがユーロ高に対する懸念を示していたことが示されました。議事要旨を受けてユーロはやや弱含む展開となりました。

(本日の相場見通し)

ECB理事会の議事要旨では、QE延長を短期間に留め、縮小を小規模にする案や、より長期にわたりQEを延長する代わりに、規模を大幅に縮小する案などが討議され、10月26日の理事会でQE縮小に関する決定をする可能性が高いとの合意を得られたことが示されました。

プラートECB専務理事は、市場が比較的安定していれば、「規模を縮小しながら長期間にわたりQE(量的緩和)を実施できる」との見解を示しました。プラート理事の見解を参考にすれば、ECBがより長期間にわたりQEを継続する方向に傾いている可能性がありそうです。

また、議事要旨では、理事会メンバーのユーロ高に対する懸念が示されました。一部メンバーは、「ユーロ高が過小評価されており、インフレ予想の下方リスクとなる可能性がある」と指摘しました。

日本時間6日21時30分に9月の米雇用統計が発表されます。市場が予想する9月のNFP(非農業部門雇用者)は+9万人と、8月の+15.6万人から雇用者の伸びが鈍化するとみられています。

NFPに関しては、ハリケーン・ハービーの影響がでる可能性が指摘されています。そのため、NFPが鈍化しても、市場の反応は限定的となる可能性があります。また、FRB関係者は、失業率が4%台前半まで低下している中では、雇用者数の伸びが5-10万人、または8万人でも堅調だと述べています。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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