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2017/10/05 08:59本日の注目材料はFRBとECB関係者の発言

(欧米市場レビュー)

4日の欧米の外国為替市場では、6日に米雇用統計を控えたポジション調整もあり、米ドルがやや軟調に推移。米ドル/円は一時112.32円まで下落しました。ただ、米経済指標の結果を受けて下げ幅を縮小。米ドル/円は一時112.90円まで反発しました。

(本日の相場見通し)

4日に発表された9月の米ADP雇用統計は+13.5万人と、前回の+22.8万人から大幅に低下しましたが、市場予想の+12.5万人を上回りました。雇用者数の鈍化に関しては、ハリケーン・ハービーの影響も指摘されました。FRB関係者は、失業率が4%台前半まで低下している中では、雇用者数の伸びが5-10万人、または8万人でも堅調だと述べていました。

(※)米雇用統計に関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

同日に発表された9月のISM非製造業景況指数は59.8と前回の55.3から大幅に改善し、2005年8月以来の高水準となりました。ISM非製造業はISM製造業と比較して歴史が浅く、振れ幅が大きくなることがありますが、2010年1月以降、活動拡大・縮小の境目とされる50を継続して上回っています。それは米景気の底堅さを示すものと判断できそうです。

米雇用統計のNFP(非農業部門雇用者)の先行指標とされるADPで10万人以上の雇用者数の増加が見られたことや、ISM製造業・非製造業で米景気の堅調が確認されたことは、米ドルの支援材料となりそうです。

本日はパウエルFRB理事、ウィリアムズSF連銀総裁、ハーカー・フィラ連銀総裁、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁の講演が予定されています。4日(日本時間5日早朝)のイエレンFRB議長の講演では金融政策に関する発言はみられませんでしたが、引き続きFRB関係者の発言内容には注目です。

3日の米政治サイト・ポリティコの報道(※)以降、市場ではパウエル理事が次期FRB議長の有力候補との見方が高まっています。パウエル理事が次期FRB議長に関して何らかの発言をすれば、相場材料となるかもしれません。

(※)ムニューシン米財務長官はパウエル理事が次期FRB議長に適任と考えていると報道

日本時間5日20時30分にECB理事会の議事要旨(9月7日開催分)が公表されます。プラートECB理事やクーレECB理事の発言機会も予定されており、ユーロの相場材料となる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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