市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/09/29 09:08日本時間21時30分発表、米PCEコアデフレーターに注目!!

(欧米市場レビュー)

28日の欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は112.26円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1800米ドル、豪ドル/米ドルは0.7855米ドル、NZドル/米ドルは0.7234米ドルへと上昇しました。米税制改革案への期待感から米ドルが前日(27日)上昇したこともあり、利益確定の売りが中心とみられます。

米国の7-9月期GDP確定値が発表され、FRB(米連邦準備制度理事会)当局者が講演したものの、それらに対する為替市場の反応は限定的でした。GDP確報値は前期比年率+3.1%と、改定値の+3.0%から若干上方修正。FRBのフィッシャー副議長は「QE(量的緩和)は一時的な政策であり、バランスシートの規模を縮小することが重要」と述べ、ジョージ米カンザスシティー連銀総裁は「持続的な景気回復に向けて、利上げを継続することが最善」との見解を示しました。

(本日の相場見通し)

9月20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)以降、米ドルが反発傾向にあります。FOMC参加者の政策金利見通しを受けて、FRBの年内利上げ観測が高まったことが背景です。参加者の政策金利見通しの中央値は、引き続き年内あと1回の利上げでした。

本日(29日)、米国の8月PCE(個人消費支出)コアデフレーターが発表されます。FRBはインフレ指標としてPCEコアデフレーターを最も重視しているため、今回の結果がFRBの金融政策判断に影響を与え、FRBの次回利上げ時期に関する市場の見方を変化させる可能性があります。

PCEコアデフレーターは今年2月に前年比+1.9%と、FRBが目標とする+2%に近づいたものの、その後は上昇率が鈍化。前回7月分は前年比+1.4%と、2015年12月以来、1年7か月ぶりの低い伸びでした。本日発表されるPCEコアデフレーターの伸びが高まれば、FRBの年内利上げ観測が一段と高まり、米ドルの支援材料となりそうです。一方、PCEコアデフレーターの上昇率が一段と鈍化した場合、年内利上げ観測が後退し、米ドルが下落する可能性があります。PCEコアデフレーターは日本時間21時30分に発表されます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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