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2017/09/27 09:17米ハリケーンの経済への影響は限定的か。ユーロ圏の政局には注意が必要!?

(欧米市場レビュー)

26日の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。米ドル/円は一時112.43円まで上昇、ユーロ/米ドルは一時8月23日以来となる1.1756ドルまで下落しました。

イエレン議長は26日の講演で、物価が落ち着いていることや(景気を後退も加速もさせない)中立金利の低さを踏まえると、緩やかなペースの利上げが適切と述べました。また、インフレ率がFRBの目標(+2%)に達するまで、金融政策を据え置くのは賢明ではないとの見解を示しました。イエレン議長の見解がタカ派的と市場で受け止められたことが、米ドルの支援材料となりました。

(※)イエレン議長の講演に関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

ユーロは軟調に推移。ドイツ総選挙後の不透明感が続いていることに加え、スペイン・カタルーニャ地方の独立問題などがユーロの重石となりました。

(本日の相場見通し)

26日に発表された9月の米消費者信頼感指数は119.8と、8月の120.4から低下し、市場予想の120.0を下回りました。データ元の米コンファレンス・ボードは、ハリケーン・ハービーとイルマで被災したテキサス州とフロリダ州で楽観度が大きく低下したと指摘しました。

ただ、同指数は依然として高い水準を保っています。2005年のハリケーン・カトリーナの際には、同指数は8月の105.5から9月に87.5まで大幅に低下しました。2005年当時と比べると、ハリケーンの経済への影響は限定的とみることができそうです。
 

ユーロは足元で軟調な展開となっています。スペインでは、10月1日にカタルーニャ自治州政府が「独立を問う住民投票」を予定しています。スペイン憲法裁判所は、投票は法的に無効との判断を下していますが、自治州政府は住民投票を実施する方針のようです。欧州政治への不透明感が再び高まるようであれば、ユーロの重石となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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