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2017/09/25 08:51堅調な独景気がユーロの支援材料となるか

(欧米市場レビュー)

22日の外国為替市場では、米ドルがやや軟調に推移。北朝鮮問題に絡む地政学リスクが再び意識されたことや、米FOMC後の米ドル買い一服を受けて、米ドル/円は上値の重い展開となりました。

英ポンドは対円で一時150.69円、対米ドルで一時1.3448ドルまで下落しました。メイ首相は22日、EU離脱の方針に関する演説で、2年間の移行期間を設けることを提案。その間、英国はEUに対して分担金を支払う意向を示しました。

ただし、分担金の額などを含めた詳細についての言及がなかったことから、市場はブレグジット(英国のEU離脱)の不透明感を晴らすには内容が不十分と受け止めたようです。英国とEUの4回目の離脱交渉は本日25日から開始されます。

(本日の相場見通し)

23日に実施されたNZの総選挙では、国民党が(定数120議席のうち)58議席を獲得し、第1党を維持しました。労働党は45議席を獲得。今後の連立工作次第では、労働党が過半数の議席を確保する可能性があります。連立交渉の行方がNZドルに影響するかもしれません。

24日に実施されたドイツ総選挙ではCDU(キリスト教民主同盟)/CSU(キリスト教社会同盟)が第1党となり、メルケル首相の4選がほぼ確実になりました。ただし、CDU/CSUの得票率は低下しました。

CDU/CSUが大連立を組んでいたSPD(社会民主党)以外の党と連立を組む場合、3党以上の連立を目指すことになりそうです。NZ同様、連立交渉の行方がユーロに影響する可能性があります。

(※)NZ・ドイツ総選挙に関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

日本時間25日17時に9月の独IFO景気動向指数が発表されます。22日に発表された9月の独マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)は60.6と、約6年半ぶりの高水準でした。

市場が予想する9月の独IFO景気動向指数は115.9と、前回から横ばいとなり、過去最高水準が維持されるとみられています。独景気の底堅さが確認されれば、ユーロのサポート材料となりそうです。


(アナリスト 根岸慎太郎)

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