市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/09/20 08:50本日の注目は米FOMC!イエレン議長の講演やドット・チャートにも注目

(欧米市場レビュー)

19日の外国為替市場では、円が軟調に推移。米ドル/円は一時7月26日以来となる111.85円まで上昇。ユーロ/円、豪ドル/円はそれぞれ2015年12月以来となる134.15円、89.44円まで上昇しました。

米FOMCを控え、米ドルはやや軟調な展開に。ユーロ/米ドルは一時1.2003ドル、豪ドル/米ドルは一時0.8014ドルまで上昇しました。

トランプ米大統領は19日、初となる国連総会の演説で「米国は大きな力と忍耐を備えているが、自国や同盟国の防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊せざるをえない」と述べ、北朝鮮を強くけん制しました。

(本日の相場見通し)

日本時間21日午前3時、米FOMCの結果が公表されます。市場は、FRBが政策金利を据え置き、バランスシート縮小(債券再投資の縮小)計画の発表を行うとみているようです。

イエレン議長の講演やFOMC参加者の政策金利見通し(ドット・チャート)にも注目です。CMEグループのFedWatch Toolによれば、市場が予想するFRBが年内に利上げを行う確率は19日時点で61.5%と、15日時点の51.6%から上昇しました(1週間前の12日時点では41.3%)。

イエレン議長の講演やドット・チャートで年内残り1回の利上げが適切とする従来通りの見解が示され、市場が予想する利上げ確率が一段と高まるようであれば、米ドルの支援材料となりそうです。

経済指標では、日本時間20日午後5時に発表される8月の南アフリカのCPI(消費者物価指数)や同5時30分に発表される8月の英小売売上高に注目です。

南アフリカのCPIは、2016年12月の前年比+6.7%から2017年7月に同+4.6%まで低下しました。市場が予想する8月のCPIは同+4.9%と、7月からインフレの伸びが加速するとみられています。

SARB(南ア準備銀行)は21日に政策金利を発表します。インフレ率の鈍化を背景に、市場は現行の6.75%から6.50%への利下げを予想しています。本日のCPIがSARBの金融政策の判断に影響を与える可能性があります。

8月の英小売売上高は前年比+1.1%と、7月の同+1.3%から鈍化が予想されています。BOEの利上げ観測を背景に足元で英ポンドは堅調に推移していますが、ブレグジット(英国のEU離脱)などを背景にした、英景気の鈍化が意識されれば、英ポンドの下押し要因となるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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