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2017/09/19 08:54カーニー総裁の講演を受けて英ポンド軟調

(欧米市場レビュー)

18日の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。米ドル/円は一時、7月27日以来となる111.62円まで上昇しました。19-20日のFOMCを前に米10年債利回りが上昇。米ドルの支援材料となりました。

英ポンド/円は小幅安。BOE(英中銀)のカーニー総裁は講演で、「政策金利の上昇は緩やかなペースで、限定されたものとなる」と発言しました。

トルコリラ/円は一時、31.88円まで下落。米ドルの上昇を受け、対米ドルでトルコリラ安が進んだことがトルコリラ/円の下落要因となりました。

(本日の相場見通し)

日本時間19日午前10時30分にRBA(豪準備銀行)の議事録が公表されます(9月5日開催分)。5日の金融政策会合の声明以上の材料が議事録で提供されるかに注目です。

(※)RBA議事録に関して、詳しくは18日の「オセアニア・レポート」をご参照ください

日本時間19日午後6時に9月の独ZEW景況感指数が発表されます。独ZEW景況感指数は5月の20.6から低下傾向が続き、8月は10.0と、2016年10月以来の水準まで低下しました。9月の市場予想は12.5と、改善が見込まれています。

カーニー総裁は18日、IMF(国際通貨基金)で行った講演で、「過去最低水準にある金利は向こう数カ月で上昇する可能性がある」とし、「緩やかな金融引き締めの論拠は強まっている」との見解を示しました。

ただ、ブレグジット(英国のEU離脱)により、「インフレに上昇圧力が加わる」とする一方、「同時に生産性が低下する」と指摘。カーニー総裁は政策金利の先行きに関して、「(政策金利の)上昇ペースは緩やかで、度合いも限定されたものになる」との見解を示しました。

カーニー総裁の見解通り、インフレ上昇と生産性の低下が同時に進めば、BOEは難しい金融政策判断を迫られそうです。その場合、英ポンドは方向感の出にくい展開となるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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