市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/09/14 09:12本日の注目はBOE会合と米CPI!

(欧米市場レビュー)

13日の外国為替市場では、米ドルが上昇。米ドル/円は一時110.66円まで上昇し、ユーロ/米ドルは一時1.1872ドルまで下落しました。8月のPPI(生産者物価指数)は前年比+2.4%と、7月の同+1.9%から大幅に伸びが加速。米ドルの支援材料となりました。

英ポンド/円は一時145.66円へ下落しました。5-7月の失業率(ILO基準)が4.3%と、1975年6月以来の水準へ低下する一方、5-7月の平均賃金(ボーナス除く)は前年比+2.1%と、前回から横ばい。依然として賃金の伸びが鈍いことが示されました。

(本日の相場見通し)

日本時間20時、BOE(英中銀)が政策金利を発表します(※同じタイミングでTCMB(トルコ中銀)も政策金利を発表します)。8月のMPC(金融政策委員会)では、6対2で政策金利の据え置きが決定されました(2人は利上げを主張)。8月のMPC開催時のCPIは前年比+2.6%と、足元と比べてインフレ率の伸びは一服していました。CPIが再び加速したことで、今後の金融政策に関してどのような見通しが示されるのか注目です。

※TCMBに関して、12日の「オセアニア・レポート」をご参照ください

8月の英CPIでインフレ率の伸びが加速した一方で、13日に発表された雇用統計では、賃金の伸びの鈍さが示されました。インフレ分を考慮した実質賃金は前年比マイナスの状況が続いており、それは景気後退の一因となり得ます。インフレ率の上昇と英景気の鈍化が同時に進むようであれば、BOEは難しい舵取りを迫られそうです。

日本時間21時30分に8月の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場が予想する8月のCPIは総合が前年比+1.8%、エネルギーと食品を除くコアが同+1.6%です。総合が7月の同+1.7%から上昇すると予想する一方で、コアは7月の同+1.7%から低下すると予想されています。

13日に発表された8月のPPI(生産者物価指数)は、市場予想には届きませんでしたが、7月から大幅な上昇を示しました。CPIでも、PPI同様の伸びが示されれば、米ドルの支援材料となる可能性はあります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

--------------------------------------


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ