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2017/09/07 09:08BOCは追加利上げを決定!年内に追加利上げの可能性も。本日はECBの会合に注目

(欧米市場レビュー)

6日の外国為替市場では、加ドル/円が一時7月26日以来となる89.62円まで上昇。米ドル/加ドルは2015年6月以来となる1.2134加ドルまで下落しました。BOC(カナダ中央銀行)は6日、政策金利を0.75%から1.00%へ引き上げました。BOCは7月に利上げを行ったばかりだったため、市場は政策金利の据え置きを予想していました。

米ドル/円は109円台前半へ上昇しました。トランプ大統領は、3カ月間債務上限を引き上げるとする民主党案に賛成しました。また、ハリケーン「ハービー」の被害に対する救済措置でも共和・民主両党の指導部と合意。デットシーリング(債務上限)の引き上げが遅れ、米国債がデフォルト(債務不履行)する懸念が一時的にせよ後退しました。

(本日の相場見通し)

BOCは、インフレ率が目標の2%を下回るものの、CPI(消費者物価指数)や中銀のコアインフレ指標が「やや上昇した」と指摘し、第2四半期GDPの伸びが予想以上だったことや消費や雇用が堅調であることから、利上げが正当化されると説明しました。

BOCは、債務を抱える家計に金利上昇がどのような影響を及ぼすのかを注視するとしました。ただ、今後の金融政策は「あらかじめ決まっていない」とし、年内の追加利上げに含みを持たせました。

市場はBOCが年内に追加利上げを行うとみているようです。OIS(翌日物金利スワップ)によれば、利上げ決定後の6日時点で市場が織り込むBOCが年内に追加利上げを行う確率は65.0%です。今後の経済指標でも加経済の堅調が確認されるようなら、加ドルは底堅く推移する展開となりそうです。

本日はECBの金融政策会合が開催されます。ECBの会合では、QE(量的緩和)の縮小に関する計画が示されるのか注目です。日本時間21時30分にドラギ総裁の記者会見が予定されています。足元ではユーロの上昇が顕著です。ドラギ総裁がユーロ高をけん制するかどうかも注目されています。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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