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2017/08/29 08:56北朝鮮のミサイル発射を受けて米ドル/円やクロス円が急落。米政府の対応に注目

(欧米市場レビュー)

28日の欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、豪ドル/米ドルは0.7967米ドル、NZドル/米ドルは0.7258米ドルへと上昇しました。FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演への失望感が引き続き、米ドルの下押し圧力となりました。イエレン議長は25日の米ジャクソンホールでの講演で、追加利上げの時期など金融政策について言及しませんでした。市場では、追加利上げの時期に関して新たな材料が提供されるのでは?との期待も一部にありました。

ユーロは堅調でした。一時、ユーロ/円は130.95円、ユーロ/ドルは1.1983米ドルへと上昇。ユーロ/ドルは2015年1月以来、2年7か月ぶりの高値をつけました。ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が25日の米ジャクソンホールでの講演で、ユーロ高をけん制しなかったことが、引き続きユーロを支援しました。

(本日の相場見通し)

日本時間本日(29日)午前5時58分頃、北朝鮮がミサイルを発射。日本政府によると、ミサイルは6時6分頃に北海道襟裳岬上空を通過し、6時12分頃に襟裳岬の東1180キロメートルの太平洋上に落下したようです。

北朝鮮のミサイル発射を受けて、為替市場ではリスク回避の動きが加速。一時、米ドル/円は108.30円、ユーロ/円は129.67円、豪ドル/円は85.72円、NZドル/円は78.29円へと下落しました。

北朝鮮の行動に対し、現時点(午前8時30分)で米国政府から公式なコメントはまだ出ていないようです。米国政府の対応に注目です。

本日の為替市場は、北朝鮮のミサイル発射をめぐる米国など各国政府のコメントに敏感に反応しやすい地合いになりそうです。また、日経平均が大きく動けば、それにも反応する可能性があります。北朝鮮情勢が緊迫化するなどしてリスク回避の動きが一段と強まる場合、米ドル/円やクロス円には下押し圧力がさらに強まる可能性があります。一方、北朝鮮情勢の緊迫化への懸念が後退すれば、米ドル/円やクロス円は上昇しそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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