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2017/08/23 08:48米有力議員は楽観的な見解示すも、米政局には引き続き注意が必要か

(欧米市場レビュー)

22日の外国為替市場では、米国株が全面高となったことや米金利の上昇を受けて米ドルが堅調に推移。米ドル/円は一時109.61円まで上昇しました。ユーロ/米ドルは一時1.1744ドルまで下落。8月の独ZEW景況感指数が10.0と市場予想の15.0を下回り、2016年10月以来の低い水準となったことなどがユーロの下押し要因となりました。

(本日の相場見通し)

ライアン米下院議長は22日、米CNNに対して、税制改革法案について共和党議員の間で合意が形成されているため、オバマケア代替法案よりも(議会の)通過が容易だとの見解を示しました。

また、複数のメディアによると、米上院共和党のマコネル院内総務は21日、連邦政府の債務上限引き上げに「失敗する可能性はない」と述べました。米上下両院の有力議員からの発言を受けて、米デットシーリング問題や税制改革に対する不透明感がやや後退しました。

ただし、米シャーロッツビルでの白人至上主義者と反対派の衝突事件に対するトランプ大統領の対応に対して、ライアン下院議長は21日、「(トランプ大統領は)対応を誤った」との見解を示しました。

トランプ大統領の政権運営には依然として不透明感があり、今後、米ドルの上値を抑える要因となる可能性はありそうです。引き続き米政局を注視する必要がありそうです。

本日はドイツの8月マークイット製造業PMI(日本時間16時30分)とユーロ圏の同マークイット製造業PMI(日本時間18時)が発表されます。

昨日発表された独ZEW景況感指数は市場予想を大きく下回りました。マークイット製造業PMIでも下振れるようであれば、ユーロが調整する材料となる可能性があります。8月の独マークイット製造業PMIの市場予想は57.8と、前回の58.1からやや低下が予想されています。8月のユーロ圏も56.3と、前回の56.6からやや低下する見込みです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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