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2017/08/22 09:19本日は独景況感指数に注目。ユーロには短期的な調整の可能性も

(欧米市場レビュー)

21日の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移しました。北朝鮮問題に絡む地政学リスクに加え、トランプ大統領の政権運営に対する不透明感が米ドルの重石となっています。昨日発表された7月のシカゴ連銀全米活動指数が市場予想を下回ったことも米ドルの下押し材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日22日、日本時間18時にユーロ圏とドイツのZEW景況感指数が発表されます。今週は25日にIfo景況感指数も発表されます。ZEW景況感指数は、Ifo景況感指数に先行性があるとされ注目されます。ドイツの景況感指数は高水準で推移しており、その傾向が続くのか注目です。ユーロ圏経済のけん引役であるドイツの景気が底堅いと確認できれば、中長期的にユーロの支援材料となりそうです。

 

ただし、短期的にはユーロは上値の重い展開が続くかもしれません。6月26-28日にポルトガルのシントラで開催されたECBの年次シンポジウム後、独国債利回りは6月26日の0.249%から7月3日の0.603%まで上昇しました。その後は徐々に低下が続き8月18日時点では0.413%とほぼ半値戻しとなっています。

ユーロ/米ドルと相関性のみられる米独10年債利回り差も、独10年債利回り差の上昇に連れて-1.702%まで金利差が縮小しました。その米独10年債利回り差は8月18日時点で-1.781%まで拡大しました。

ユーロ/米ドルの足元の下落は限定的となっており、相関性のみられる米独10年債利回り差とのかい離が広がっています。独10年債利回り差の上昇が鈍い中では、ユーロには短期的な調整圧力が加わりやすい地合いかもしれません。

 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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