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2017/08/15 09:16本日は英CPIや米小売売上高など、各国の経済指標に注目

(欧米市場レビュー)

14日の外国為替市場では、米ドルが反発。米ドル/円は一時109.76円まで上昇。ユーロ米ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは、それぞれ一時1.1769ドル、0.7846ドル、0.7280ドルまで下落しました。

北朝鮮問題を嫌気したリスク回避の流れがいったん落ち着いたことに加え、ダドリーNY連銀総裁の発言が材料視されました。同総裁は、9月のバランスシート縮小開始の見通しや、経済指標次第で年内あと1回の利上げを支持するとの見解を示しました。

(本日の相場見通し)

本日、日本時間15時に独第2四半期GDPが、同17時30分に7月の英CPI(消費者物価指数)が発表されます。

市場が予想する独第2四半期GDPは前年比+1.9%と、第1四半期の同+1.7%から成長率の伸びが加速する見込みです。独経済省が7月に公表した月報では、「グローバルな環境がやや好転する中、ドイツの輸出は引き続き上向いている」とし、「ドイツ経済は、第2四半期も拡大に弾みがついた」との見解を示しました。

ユーロ/米ドルは8/2日に一時2015年1月以来となる1.19ドル台まで上昇しましたが、足元で上昇が一服しています。ユーロ圏の経済大国であるドイツの経済が堅調と確認されれば、ユーロの支援材料となる可能性はあります。

7月の英CPIの市場予想は前年比+2.7%と、6月の同+2.6%からやや上昇する見込みです。ただし、5月に同+2.9%まで伸びが加速したことを考えると、市場予想通りなら物価の上昇は一服したとみることもできそうです。

6月からの英ポンドの上昇は、物価上昇によるBOE(英中銀)の利上げ観測の高まりが背景にありました。その後、8/3日のBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)では、金融政策の現状維持が決定されました。MPCの決定は6対2で、2人が即時の利上げを主張しました。6月のMPCでは、3人の委員が即時利上げを主張しました。

インフレ率の上昇が比較的緩やかであると確認されれば、BOEは利上げを急がないと市場は判断しそうです。その場合、英ポンドの上値は重くなるかもしれません。

米国では、8月のNY連銀製造業景況指数(日本時間21時30分)と7月の小売売上高(同時刻)が発表されます。ダドリーNY連銀総裁は昨日、景気が想定通りに推移すれば、年内あと1回の利上げを支持すると述べました。本日発表される米経済指標で、米景気の改善が確認されるか注目です。

NY連銀製造業景況指数の市場予想は10.0と、前回の9.8からほぼ横ばいの見込みです。小売売上高の市場予想は前月比+0.4%と、前回の同-0.2%から改善が見込まれています。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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