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2017/08/01 09:16ユーロ/米ドルは2年半ぶりの高値へ上昇。本日は米PCEデフレーターに注目

(欧米市場レビュー)

31日の外国為替市場では、ユーロが堅調に推移。ユーロ/円は一時130.54円、ユーロ/米ドルは2015年1月以来となる1.1845ドルまで上昇しました。7月のユーロ圏CPI(消費者物価指数)コアは前年比+1.2%と市場予想の+1.1%を上回り、6月の同+1.1%からインフレが加速しました。

米ドル/円は一時110.22円まで下落。米ホワイトハウスは、トランプ大統領が10日前に広報部長に指名したスカラムチ氏を解任したと明らかにしました。米政権運営の不透明感が米ドルの重石となりました。

WIT原油先物は5月30日以来となる50ドル台へ上昇しました。OPEC(石油輸出国機構)が29日、加盟・非加盟国の専門家会議を7-8日に開くと発表し、供給過剰が後退するとの期待が広がったことや米ドルの下落が支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

31日に発表された7月のユーロ圏CPI(消費者物価指数)で、ユーロ圏のインフレ圧力が確認されたことは、ECBのQE(量的緩和)縮小の支援材料となりそうです。

日本時間1日18時にユーロ圏の第2四半期GDPが発表されます。市場が予想する第2四半期GDPは前年比+2.1%と第1四半期の同+1.9%から伸びの高まりが見込まれています。インフレ圧力がみられるなかでユーロ圏の景気が引き続き堅調と確認されれば、ユーロにとってプラスとなりそうです。

日本時間1日21時30分に、6月の米PCE(個人消費支出)デフレーターが発表されます。5月のPCEデフレーターは総合・コアともに前年比+1.4%とFRBの目標である2%を下回っています。

 

総合とコアは今年2月をピークに鈍化傾向です。低いインフレ率を背景にFRBの利上げ観測は後退しています。FFレート先物による、市場が織り込む年内の利上げ確率は31日時点で48.9%と、わずかな差ながら市場はFRBが年内に利上げしないことをメインシナリオとみているようです。

インフレ圧力が確認され年内の利上げ確率が上昇するなどの材料がなければ、米ドルはしばらく上値の重い展開が続くかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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