市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/07/28 09:33米第2四半期GDPが米ドルの支援材料に!?

(欧米市場レビュー)

27日の外国為替市場では、米ドルが小幅に反発。26日に発表されたFOMCの結果を受けて、欧州時間まで米ドルは軟調。ユーロ/米ドルは一時1.1775ドルまで上昇しました。米国時間に発表された6月の米耐久財受注が市場予想を上回る伸びを示したことで米金利が上昇。米ドル/円は111.67円まで上昇、ユーロ/米ドルは1.1649ドルまで反落しました。

トルコリラ/円はほぼ横ばい。TCMB(トルコ中銀)は27日の金融政策会合で主要な3つの政策金利と事実上の政策金利の上限となっている後期流動性貸出金利の据え置きを決定しました。

(本日の相場見通し)

本日、日本時間21時に7月の独CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場が予想する7月のCPIは前年比+1.5%と6月の同+1.6%からインフレが鈍化するとみられています。

ECBのドラギ総裁は6月に、「デフレの力はリフレの力に置き換わった」と発言し、20日のECB理事会後の記者会見では、「QEの縮小を秋に議論する」と述べました。一方で、QEの変更の可能性について、「まだそのような時点に至っていないため、われわれは粘り強く、かつ忍耐強く対応する必要がある」と指摘しました。

独中銀のバイトマン総裁が6月に、「景気回復の持続が金融政策正常化の展望を開く」と述べるなど、ドイツを筆頭にユーロ圏の景気は堅調とみられます。一方で、基調的なインフレ圧力は依然として弱く、物価動向は今後のECBの金融政策判断に影響を与えそうです。そのため、独CPIが鈍化すれば、一時的にユーロのマイナス要因となるかもしれません。

本日21時30分に米第2四半期GDPが発表されます。市場が予想する第2四半期GDPは前期比年率+2.6%と第1四半期の同+1.4%から改善する見込みです。アトランタ連銀の短期モデルGDPNowによる第2四半期の予想は、昨日の耐久財受注の結果を受けて前期比年率+2.8%(27日時点)へ上昇しました。

 


(出所:アトランタ連銀)


 
(出所:アトランタ連銀)

一方で、NY連銀のNowcastは+2.0%の予想となっています。21日時点の数値のため、今週分の経済指標を反映させれば幾分か上昇している可能性はありそうです。第2四半期GDPがGDPNowに近い結果となった場合、米ドルが上昇するかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

--------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ