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2017/07/20 08:43日銀の金融政策決定会合、ECB理事会が相場材料となるか

(欧米市場レビュー)

19日の外国為替市場では、米10年債利回りが一時約3週間ぶりとなる2.255%まで低下したことで、米ドル/円が一時111.55円まで下落しました。一方で、米ドルは対ユーロでは反発。ユーロ/米ドルは1.1509ドルへ小幅に下落しました。

豪ドルは堅調に推移。豪ドル/円は88.96円、豪ドル/米ドルは2015年5月19日以来となる0.7955ドルまで上昇しました。WTI原油先物の上昇も豪ドルの支援材料となりました。昨日発表されたEIA(米エネルギー局)の週間統計で、原油やガソリンの在庫が低下したことが好感されました。

(本日の相場見通し)

本日、日本時間10時30分に豪州の6月の雇用統計が発表されます。7月4日、RBA(豪準備銀行)は会合後の声明で、労働市場に関して、雇用の伸びは強まりつつあるとした一方、賃金の伸びの鈍さを指摘しました。雇用の伸びとともに、賃金に上昇圧力が見られるか注目です。

日銀の金融政策決定会合とECB理事会があります。各国の中央銀行が金融政策の正常化へとシフトする中、日銀は非伝統的な金融政策の継続を決定する見込みです。金融政策の方向性の違いが鮮明となれば、円安(ドル高)要因となり得ます。ただ、一部では日銀に「出口戦略」の説明を求める声もあります。そのため、黒田総裁の会見に注目です。

ECBのドラギ総裁は6月に、「デフレの力はリフレの力に置き換わった」と発言しました。またECBメンバーでもある独中銀のバイトマン総裁は「景気回復の持続が金融政策正常化の展望を開く」と述べるなど、ECBは金融政策の転換を視野に入れつつあります。

ドラギ総裁の記者会見などで、ECBのQE(量的緩和)縮小に関してのヒントが示された場合、ユーロの上昇要因となりそうです。その場合、ユーロ買い主導で米ドルがさらに下落する可能性には注意すべきでしょう。

本日、SARB(南ア中銀)が政策金利を発表します。市場は政策金利の据え置きを予想しています。そのため、会合後に行われるクガニャゴ総裁の会見に注目です。

南アフリカでは、経済がリセッション(景気後退)に直面しています。そのため、SARBの次の一手が利下げになるとの見方があります。昨日発表された6月のCPI(消費者物価指数)は前年比+5.1%と5月の同+5.4%から低下しました。SARBのインフレ率の目標レンジである+3-6%に収まっており、SARBは利下げをしやすくなったとみることができそうです。仮に、クガニャゴ総裁から利下げに関してのヒントが示されれば、南アランドには一時的に下押し圧力が加わる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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