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2017/07/19 09:07英CPI鈍化は英ポンドの重石か。本日は南アCPIに注目

(欧米市場レビュー)

18日の外国為替市場では、米ドルが一時111.69円まで下落。オバマケア改廃法案の可決が困難となったことで、米10年債利回りが約3週間ぶりの水準まで低下しました。また、昨日発表された6月の輸入物価指数が前月比-0.2%と軟調だったことも米金利にとってマイナス要因となりました。

(※)オバマケア改廃法案に関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

米ドル安を背景にユーロと豪ドルは堅調に推移しました。ユーロ/米ドルは約1年ぶりとなる1.15ドル台まで上昇。豪ドル/米ドルは約2年ぶりとなる0.79ドル台まで上昇しました。

英ポンドはやや軟調。6月の英CPI(消費者物価指数)でインフレ率上昇の一服が確認されたことが英ポンドの重石となりました。

(本日の相場見通し)

エネルギー価格の下落などを背景に、6月の英CPI(消費者物価指数)は前年比+2.6%と5月の同+2.9%からインフレ率の上昇が鈍化。食品とエネルギーを除くコアも+2.4%と5月の+2.6%から鈍化しました。

 

英CPIの結果を受けて、BOE(英中銀)が利上げするとの観測は後退しました。OISによる年内12月の利上げ確率は、17日時点で50.1%でしたが、19日時点では39.9%まで低下しています。BOEの利上げ観測の後退は、目先、英ポンドのマイナス要因となりそうです。

本日、日本時間17時に6月の南アフリカCPIが発表されます。5月のCPIは、前年比+5.4%とSARB(南ア中銀)のインフレ目標レンジ(+3-6%)内に収まっています。CPIが一段と低下した場合、SARBの利下げ観測が高まる可能性があります。その場合、南アランドに下押し圧力が加わる可能性はありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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