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2017/07/14 08:37本日は米CPIに注目! FRBの金融政策に影響する可能性も

(欧米市場レビュー)

13日の外国為替市場では、米ドル/円は113円台前半での小動きでした。イエレンFRB議長は米上院(銀行委員会)で証言しましたが、12日の米下院での証言から目新しさはなく、市場の反応は限定的でした。

豪ドルとNZドルは、対円でそれぞれ87.60円、83.20円まで上昇。対米ドルでは0.7737ドル、0.7365ドルまで上昇しました。6月の中国貿易統計で輸出と輸入が前年比でともに拡大したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

本日は6月の米小売売上高やCPI(消費者物価指数)に注目です。前者はガソリンの売り上げ減少などを背景に5月は前月比-0.3%でした。市場は、6月は前月比+0.1%とやや反発すると予想しています。食品とエネルギーを除くCPIコアは2015年11月以降FRBの目標である2%を上回っていましたが、4月に2%を下回ると5月には1.7%まで低下しました。

イエレンFRB議長は13日の米上院(銀行委員会)で、足元で鈍化傾向にある物価指標について、「基調的なインフレトレンドが2%を大きく下回っていると結論付けるには時期尚早だ」と述べました。また、労働市場の引き締まりについて、経済のスラック(たるみ)縮小に伴い、賃金と物価が上昇し始める可能性があると指摘しました。

12日の米下院(金融サービス委員会)では、「経済見通しには、常に相当な不確実性が伴う」とし、例としてインフレ率の低さを指摘。「FOMCは向こう数カ月、物価動向を注視していく」と述べました。

今後、物価動向がFRBの金融政策に大きく影響を与える可能性があります。市場が予想する6月のCPIは、食品とエネルギーを除くコアが前年比+1.7%と5月から横ばいです。米ドルが力強く上昇するためには、インフレ率がFRBの目標である2%へ向けて上昇することが必要かもしれません。

 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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