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2017/07/03 09:18米国や中国の製造業景況指数が市場の材料になりそう

(欧米市場レビュー)

30日の外国為替市場では、米ドル/円が一時112.56円まで上昇。クロス円も堅調に推移しました。ユーロ/米ドルは一時1.1391ドルへ下落。やや軟調となりました。

6月のユーロ圏CPI(消費者物価指数)は前年比+1.3%と市場予想(同+1.2%)を上回りましたが、5月の同+1.4%からインフレ率が鈍化。足元で高まっていたECB(欧州中銀)のテーパリング(金融緩和の段階的縮小)観測を一段と高める結果とはなりませんでした。

5月の米PCE(個人消費支出)デフレーターは、食品とエネルギーを除くコアが前年比+1.4%と4月の同+1.5%からインフレ率が鈍化しました。一方で、5月の米個人所得が市場予想を上回る伸びを示したことや、シカゴ購買部協会景気指数が2014年5月以来の高水準となったことが米ドルの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日朝方に発表された第2四半期の日銀短観は大企業の製造業業況判断 が17と前回の12から一段と改善しました。見通しも15と前回11から上昇。大企業(製造業)の業況判断の改善は日本株にとってプラスで、米ドル/円の支援材料となりそうです。

一方で、2日の都議会戦で自民党は惨敗を喫しました。安倍政権一強の下で株高・円安が進みましたが、今回の都議会戦の結果は株式市場などへ影響する可能性があります。その場合、為替市場も反応する可能性があり、結果に対する市場の反応には注意が必要かもしれません。

(※)都議会選に関して、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

本日は6月の米ISM製造業景況指数や中国の6月財新製造業PMIに注目です。

米ISM製造業景況指数は活動拡大と縮小の境目である50を9か月連続で上回っています。同指数は今年2月の57.7をピークに軟化傾向にありましたが、5月は54.9と4月の54.8からやや反発しました。6月も持ち直しが示された場合、米ドルのサポートとなりそうです。

中国の5月財新製造業PMIは49.6と50を割り込んで鈍化しました。市場は6月が49.9と5月からやや反発を予想していますが、引き続き中国製造業の活動縮小が示された場合、豪ドルやNZドルのマイナス材料となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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