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2017/06/16 09:19本日は黒田日銀総裁の記者会見に注目

(欧米市場レビュー)

15日の外国為替市場では、英ポンド/円が一時141.54円まで上昇しました。BOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)では、金融政策の維持が決定されました。ただ、政策金利の据え置きに対しては3人の委員が即利上げを主張して反対しました。

BOEは、英ポンド安を背景にインフレ率がBOEの目標である2%を大幅に上回る可能性があるとの見解を示しました。MPCの結果を受けて、BOEの利上げ観測が高まったことが英ポンド買いを誘いました。

英ポンド/円の上昇に連れて上昇していた米ドル/円は、NY時間に一時110.96円まで一段と上昇しました。NY連銀製造業景気指数やフィラ連銀景気指数など、米経済指標が堅調だったことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

本日は日銀金融政策決定会合の結果が公表されます。金融政策に関しては現状維持が決定される見込みです。そのため、黒田総裁の記者会見が注目されそうです。

一部では、これまで「時期尚早」としていた出口戦略に関して、日銀が「説明重視」の姿勢に傾きつつあるとの報道もありました。仮に、日銀が「説明重視」にシフトしていることが示唆された場合、金融緩和縮小が意識され円高要因となりそうです。逆に、黒田総裁が報道内容を否定するようなら円安要因となるでしょう。

BOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)結果は、今後のBOEの利上げ観測を高める内容となりました。

14日に発表された英雇用統計では賃金の鈍化が示され、昨日発表された英小売売上高は前年比+0.6%と前回値+4.6%から大幅に鈍化するなど、英経済をけん引してきた個人消費は鈍化傾向にあります。

8日の総選挙では与党の過半数割れもあり、ブレグジットに関する交渉は一段と不透明感が増しています。そうした中でも、BOEの利上げ観測が高まるようなら、英ポンドの下支え要因となる可能性はありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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