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2017/06/13 09:08英ポンドは一段と弱含む可能性も。セッションズ司法長官の議会証言に注目

(欧米市場レビュー)

12日の外国為替市場では、英政治の不透明感や米ハイテク株の下落を背景に欧州株が下落し、円は堅調に推移。米ドル/円は欧州時間に一時109.63円まで下落しました。その後、米国時間に米金利が上昇すると下げ幅を縮小しました。

加ドルは上昇。BOC(カナダ中銀)のウィルキンス上級副総裁が、国内景気の回復を背景にBOCの次の一手が利上げになる可能性を示唆したことが材料視されました。

英政治の不透明感を背景に英ポンドは続落。英ポンド/円は一時約2か月ぶりとなる138円台まで下落しました。

(本日の相場見通し)

本日の外国為替市場は、13-14日に開催される米FOMCを控えて様子見の地合いが強まりそうです。

一方で、5月の英CPI(消費者物価指数)には注目です。5月のCPIの市場予想は前年比+2.7%と4月(同+2.7%)から横ばいの見込みとなっていますが、食料とエネルギーを除くCPIコアは同+2.3%と4月(同+2.4%)からやや軟化する見込みです。

15日に開催されるBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)では、金融政策の現状維持が予想されています。前回のMPCでも現状維持が決定されましたが、1人の委員は即時利上げを主張しました。声明では、ブレグジットがスムーズであれば市場の想定以上のペースでの利上げが必要になる可能性があると指摘するなど、ややタカ派寄りでした。

スムーズなブレグジットが難しくなりつつある中で、インフレでも軟化が見られた場合、15日のBOEは前回よりハト派的となるかもしれません。その場合、英ポンドのマイナス材料となりそうです。

本日(日本時間14日午前3:30)、セッションズ米司法長官が上院情報特別委員会の公聴会で証言します。同委員会はセッションズ長官やトランプ大統領の側近と、ロシア当局者との接触について説明を求めるようです。

関係者によると、セッションズ長官はトランプ大統領との会話については言及を拒否するようです。ただ、新たな情報が出てくる可能性もあり、注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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