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2017/06/12 09:09英ポンドは上値の重い展開か。仏議会選挙はユーロにとってプラス材料になりそう

(欧米市場レビュー)

9日の外国為替市場では、英総選挙の結果を受けて英ポンド/円が一時139.49円まで下落。メイ首相率いる与党・保守党の獲得議席数が過半数割れとなり、英政治が不安定化し、EUとの離脱交渉が難航するとの見方が英ポンドの重石となりました。

米ドルは堅調に推移。コミー前FBI(米連邦捜査局)長官の議会証言でトランプ大統領の弾劾につながるような新たな材料が出なかったことなどが好感されて米金利が上昇。米ドル/円は一時110.77円まで上昇しました。

加ドル/円は一時82.39円まで上昇しました。9日に発表されたカナダの5月雇用統計が堅調だったことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

英総選挙での与党・保守党の過半数割れを受けて、英政権は北アイルランドの民主統一党(DUP)との間で、重要法案などで協力することを目指すようです。ただ、英政権とDUPは未だ合意には至っていないようです。

メイ首相は10日、メルケル独首相と電話会談を行いEUとの離脱交渉は予定通り19日から始めると伝達しています。英政治や離脱交渉の不透明感は英ポンドの重石となりそうです。

(※)英政権に関しては、本日の「スポットコメント」をご参照ください

フランス議会選挙の第1回投票が11日に実施され、マクロン大統領の新しい政党「共和国前進」が圧倒的過半数となる見通しのようです。多くの選挙区では18日の第2回投票まで結果が確定しないようですが、調査会社イプソスによると「共和国前進」は定数577議席の国民議会で415-455議席を獲得する見通しとなっています。フランスの内政の安定化が示された場合、ユーロにとってプラス材料となりそうです。

今週は13-14日に米FOMC、15日にBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)、15-16日には日銀の金融政策決定会合が開催されます。各国中央銀行の金融政策の行方が市場の動意となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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