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2017/06/06 09:15フリン前大統領補佐官の資料提出やRBAの声明に注目

(欧米市場レビュー)

5日の外国為替市場では、米ドル/円やクロス円はほぼ横ばい。8日にECB理事会、英総選挙、コミー前FBI(米連邦調査局)長官の上院での証言を控え、様子見姿勢となりました。3日に発生した英国・ロンドンでのテロ事件に対する外国為替市場の反応は限定的でした。

5月の米ISM非製造業景気指数は56.9と前回値57.5からやや軟化しましたが、米ドルへの影響は限定的でした。

WTI原油先物は値動きの荒い展開となりました。昨日、サウジアラビアなど中東4か国がカタールとの外交関係の断絶を表明しました。これを受けて、原油供給への影響が懸念されWTI原油先物は一時48.42ドルへ上昇しました。その後、供給への影響が限定的との見方が広がると、WTI原油先物は一時46.86ドルまで反落しました。

(本日の相場見通し)

5月の米ISM非製造業景気指数は前回値からやや軟化しましたが、依然として活動拡大・縮小の境目である50を大きく上回っています。先行きに影響する新規受注が57.7と半年ぶりの低水準へと低下しましたが、前回が63.2と2005年以来の高水準だった反動と取れそうです。雇用指数は57.8と15年7月以来の高い水準となりました。5月の米ISM非製造業景気指数は比較的堅調な内容と取れそうです。

本日はフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が「ロシアゲート」に関する資料を上院情報特別委員会に提出する予定となっています。また、RBA(豪中銀)が政策金利を発表します。

いわゆる「ロシアゲート」疑惑に関して、黙秘権の行使を示唆していたフリン前大統領補佐官は資料提出には応じる姿勢を示しているようです。フリン氏の資料提出や、それに関連して「ロシアゲート」に関する新たな情報が出てきた場合、為替市場が反応する可能性があり注意が必要でしょう。

RBAは政策金利を据え置きそうです。市場は今回の政策金利の据え置きを確実視しており、政策金利と同時に発表される声明に注目が集まりそうです。RBAは、軟調な労働市場や住宅市場の過熱への懸念を示しています。そのため、声明では特に、労働市場や住宅市場、またそれを踏まえた先行きの金融政策に関する文言に注目です。

(※)RBAに関して、詳しくは昨日の「オセアニア・レポート」をご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

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