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2017/05/30 09:04米PCEデフレーターが米利上げ観測に影響する可能性も

(欧米市場レビュー)

29日の外国為替市場では、米英金融市場が祝日で休場だったこともあり、値動きは限定的。米ドル/円は概ね111円台前半の狭いレンジで推移。ユーロ/米ドルは1.11ドル台後半、ユーロ/円は124円台前半での推移となりました。

英ポンドは小幅に反発。目立った材料はなく、26日に6月8日の英総選挙に関する世論調査の結果を受けて大幅安となった調整とみられます。

(本日の相場見通し)

本日は米4月PCE(個人消費支出)デフレーターに注目です。同指標はFRBが重視するインフレ指標であり、FRBの目標である2%を上振れる場面もありました。また、食料とエネルギーを除くPCEコアは2%に向けてジリジリと上昇していました。

PCEデフレーターは総合とコアの両方で3月に大幅に鈍化しました。市場は、PCEデフレーター総合が前年比+1.8%、コアが同+1.5%と予想。コアは一段と鈍化すると予想しています。仮に同指標が弱い結果となった場合、米利上げ観測の後退につながる可能性があります。その場合、米ドルは弱含む可能性がありそうです。

もっとも、前回FOMCでは、今まで以上のペースで利上げする必要が生じるケースに言及した参加者が複数いました。また、ほとんどの参加者が年内のバランスシート縮小の開始は妥当との判断を示しています。

6/2(金)には利上げペースの判断に影響を与える米雇用統計を控えています。そのため、PCEデフレーターが弱含んでも、市場がすぐに次の材料に目を向ける可能性はあります。その場合、米ドルの下げは限定的となりそうです。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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