市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/05/24 09:11米予算教書はほぼ予想通りの内容に

(欧米市場レビュー)

23日の欧米の為替市場では、米ドル/円が一時111.82円まで上昇。投資適格級会社の社債発行が多かったことで米国債の需給が悪化。米金利の押し上げ要因となり、米ドルのサポート材料となりました。

Ifo経済研究所が発表したドイツの5月景況感指数は同国経済の堅調さを示しました。一方で、22日の英マンチェスターで起きた爆発事件を受けて、メイ首相が「情報当局がテロ警戒レベルを最高レベルに引き上げた」と発表するなど、テロをめぐる地政学リスクが意識されましたが、市場の反応は限定的となりました。

(本日の相場見通し)

トランプ米政権は18年度の予算教書を発表しました。予算教書ではインフラ投資や国防費を増額し、社会保障費を中心に歳出を削減する内容が示されました。事前予想から大きな変化はなく、市場の反応は限定的となりました。

予算教書には、低所得者への影響が大きい社会保障費の大幅削減やメキシコとの「国境の壁」建設への予算など、今後、反発を招きそうな点も見受けられます。

共和党のマコンネル上院院内総務は、ブルームバーグとのインタビューで初期の予算が、「必ずしも共和党の優先事項を反映しているものではない」と発言。議会が予算案を承認しない可能性を示唆しています。予算案の成立に向けた米政局の動向に市場が反応する可能性があり、引き続き注目です。

本日は米FOMC議事録(5/2-3開催分)が公表されます。そのポイントは、足元で弱さが見られる物価や景気に対する見方や、今後の利上げペースに関してどのような議論が行われたのか。また、バランスシート縮小についての議論はあったのかにも注目です。

(市場調査部 根岸慎太郎)

---------------------------------------


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ