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2017/05/18 09:22トランプ政権への不透明感からリスクオフの展開に

(欧米市場レビュー)

17日の欧米の為替市場では、米ドル/円が一時110.79円まで下落。クロス円も連れ安となり、ユーロ/円は123.68円、英ポンド/円は143.72円、豪ドル/円は82.35、トルコリラ/円は30.99円まで下落しました。

ユーロは対米ドルで続伸。ユーロ/米ドルは一時1.1159ドルまで上昇しました。

トランプ大統領がフリン前大統領補佐官とロシアとの関係に関する捜査の中止を求めた際のコミー前FBI(連邦捜査局)長官のメモの内容が報じられると、米政治への不透明感が高まり、米10年債利回りは一時2.21%台まで下落。金価格が上昇するなど、リスク回避の動きが強まりました。

(本日の相場見通し)

本日の為替相場でも、リスク回避の流れが続く可能性があります。一部ではトランプ大統領の弾劾の可能性も報じられています。トランプ大統領をめぐる米国の政局不透明感がマーケットの重石となりそうです。

(※)トランプ大統領弾劾の可能性について、詳しくは本日の「スポットコメント」をご参照ください

昨日の欧米市場で英ポンドは対ドルで小幅に上昇しましたが、対円では他のクロス円に比べ下げ幅が大きくなりました。

昨日発表された英1-3月の雇用統計(ILO方式)では失業率が4.6%へ低下し、労働市場のひっ迫が確認されました。一方で、物価上昇の影響を調整した賃金(賞与を除く)はマイナス0.2%と実質賃金は低下しました。

16日に発表されたCPI(消費者物価指数)は+2.7%とインフレの加速が確認されました。今後、インフレがさらに上昇するなら、消費の重石となることが懸念されそうです。その場合、堅調な消費に支えられている英経済の減速要因となり得るため、英ポンドの下押し要因となるかもしれません。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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