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2017/05/15 09:07米経済指標は市場予想を下回る結果に。ただ、前月比で見ると改善の兆しも

(欧米市場レビュー)

12日の欧米の為替市場では、米経済指標が市場予想を下回ったことで米金利が低下。米ドルは軟調に推移しました。米ドル/円は113.19円まで下落。ユーロ/米ドルは1.0930ドルへ上昇しました。

米4月CPIは前年比+2.2%と予想(同+2.3%)を下回り、前回の+2.4%から鈍化しました。コアは前年比+1.9%と2015年10月以来の2%割れとなり、米ドルの下落材料となりました。

4月小売売上高は前月比+0.4%と市場予想の+0.6%に届かず、米ドルを押し上げる材料とはなりませんでした。

5月のミシガン大学消費者信頼感指数は97.7と前回の97から上昇しました。一方で、向こう5-10年間の期待インフレ値が2.3%と前回の2.4%から低下したことが米ドルの下押し要因となりました。

(本日の相場見通し)

14日早朝、北朝鮮は弾道ミサイルを発射しました。韓国では北朝鮮に宥和的姿勢を示す文在寅(ムン・ジェイン)氏が大統領に就任しました。11日には非公式で米朝関係者の会談が行われるなど、北朝鮮問題への過度な懸念は幾分か後退していたように見えましたが、引き続き同問題は市場のリスク要因となりそうです。

今週は米経済指標に注目です。12日の経済指標が市場予想に届かなかったことで、米ドルの下落材料となりました。しかし、前月比ではCPIが+0.2%と前回の-0.3%から改善。小売売上高も+0.4%と前回の+0.1%から伸びが加速しています。

本日発表予定の5月NY連銀製造業景気指数や18日の同フィラデルフィア連銀製造業景気指数、16日の4月住宅着工件数や同鉱工業生産などで米経済の改善が示されるか、引き続き注目です。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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