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2017/05/12 09:07米4月小売売上高で個人消費の改善が示されるかに注目

(欧米市場レビュー)

11日の欧米の為替市場では、英ポンドが反落。英ポンド/円は一時146.13円まで下落しました。

昨日、BOE(英中銀)はMPC(金融政策委員会)で政策金利を現行の0.25%に据え置きました。MPCは、英国のスムーズなEU離脱を前提とした経済予想通りに景気が拡大すれば、市場の予想よりも速いペースでの利上げが必要になる可能性があるとの認識を示しました。

一方で、カーニー総裁は会見で、英国の離脱過程における不透明感を指摘。「賃金の伸びは、モノやサービスの価格上昇に追いつかないだろう(実質賃金の伸びが弱くなる)」との見解を示し英ポンドの下落要因となりました。

※BOEの詳細については、本日の「スポットコメント」もご参照ください

米ドルは軟調。米ドル/円は一時113.46円まで下落しました。大手百貨店メーシーズの決算が予想を下回り、米消費見通しに対する懸念から米株が下落。米金利が低下したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

本日は米4月小売売上高や米4月CPI(消費者物価指数)に注目です。

米小売売上高は2月に前月比-0.2%、3月は同-0.5%と2か月続けて軟化しています。3ヵ月連続で前月比マイナスとなったのは2014年12月から2015年2月以降ありません。本日発表の4月分がマイナスとなった場合、メーシーズの決算で高まった米消費への不透明感が強まるかもしれません。逆に4月分が反発した場合、年初からの米経済の低迷が一時的要因とのFOMCの見方を裏付けそうです。

 

米4月CPIの市場予想は前年比+2.3%と前回+2.4から軟化が予想されています。ただ、昨日発表された米4月PPI(生産者物価指数)は前年比+2.5%と予想(同+2.2%)を上回り、3月の+2.3%から伸びが加速しました。米経済のインフレ圧力は依然強いとみることができそうです。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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