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2017/05/09 09:05米10年債利回り上昇が米ドル/円のサポート要因に

(欧米市場レビュー)

8日の欧米の為替市場では、ユーロが反落。ユーロ/米ドルは一時1.0915ドル、ユーロ/円は122.99円まで下落しました。米ドルは堅調。米ドル/円は一時113.26円まで上昇しました。

ユーロは、仏大統領選挙でのマクロン氏勝利を受けて上昇しましたが、その後すぐに上げ幅を縮小しました。マクロン氏勝利を市場が織り込んでいたことから利益確定の売りが優勢となったようです。また、6月に実施される仏議会選で、マクロン氏の政党がどの程度の支持を得られるか不透明な点も利益確定が出やすかった背景といえそうです。

米10年債利回りの上昇を背景に、米ドルは堅調に推移。インテルが10年物と30年物の社債を計65億ドル起債すると発表。投資適格級の社債が133億ドル程度発行されると明らかになるなど、債券の需給悪化観測に基く金利上昇が米ドルのサポート要因となりました。

(本日の相場見通し)

本日は、韓国大統領選挙が行われます。左派系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補と中道左派「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補の一騎打ちとみられていましたが、選挙戦終盤に安氏が失速。事前の世論調査では文氏が大きくリードしているようです。

文氏は北朝鮮に対して宥和政策を主張しています。文氏が勝利した場合、北朝鮮へ圧力を強めている米中をはじめ、主要国の北朝鮮政策に影響する可能性もありそうです。

米ドル/円は堅調に推移しそうです。市場は、6月の米FOMCで利上げが行われる確率を90%以上織り込んでおり、(利上げ前の)低金利での社債発行の動きが活発化しているようです。社債の発行は国債利回りの上昇要因となり得ます。債券利回りに上昇圧力が加わることは、米10年債利回りと高い相関性のみられる米ドル/円のサポート材料となりそうです。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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