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2017/05/08 08:58仏大統領選挙ではマクロン氏勝利。ユーロは底堅い展開か

(欧米市場レビュー)

5日の欧米の為替市場では、米ドルやユーロが堅調に推移。米ドル/円は112.75円、ユーロ/円は123.97円まで上昇しました。

5日に発表された4月米雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者)が前月比+21.1万人と市場予想(+19万人)を上回って上昇しました。失業率も4.4%とリーマンショック前の2007年5月以来の低水準となりました。

雇用統計発表後に、FFレート先物による6月利上げの確率が100%まで上昇。米10年債利回りは2.36%台まで上昇し、米ドルのサポート材料となりました。

ユーロも堅調に推移。仏大統領選挙の決選投票(第2回投票)を控える中、中道・改革派「前進!」のマクロン氏が優勢との見方がユーロのサポート要因となりました。

その仏大統領選挙では、日本時間8日早朝、マクロン氏の勝利が伝わりユーロは対ドル、対円で上昇しました。ただ、市場はマクロン氏勝利を相当に織り込んでいたこともあり、足元でのユーロの上昇は限定的となっています。

※米雇用統計と仏大統領選挙に関しては、本日の「スポットコメント」もご参照ください

(本日の相場見通し)

本日は目立った経済指標やイベントは予定されていません。米雇用統計や仏大統領選挙の結果を受けて、米ドルやユーロは底堅く推移しそうです。

今週は12日に米4月小売売上高や同CPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。小売売上高が反発すれば、年初からの米経済の軟化は一時的とするFOMCの見方を裏付けそうです。

ユーロは底堅く推移しそうです。仏大統領選挙では中道・改革派のマクロン氏が極右・国民戦線(FN)のルペン氏に勝利しました。反EUを掲げていたルペン氏が敗北したことで、EUの将来に関する懸念は大きく後退しそうです。

英ポンドは足元で底堅く推移しています。強い英経済指標が散見されることが英ポンドのサポートとなっているようです。また、4日に行われた英地方議会の選挙ではメイ首相率いる与党・保守党が圧勝したことも英ポンドにプラスとなっていそうです。

一方で、4月29日の臨時EUサミット(英国を除く)では、離脱の詳細で合意しました。英国が負担金を払ってから通商面などの交渉を始める方針のようです。メイ首相とユンケル欧州委員長との対立も報じられており、BREXITをめぐる不透明感には引き続き注意が必要でしょう。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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