市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/05/05 09:38米雇用統計やFRB当局者講演に注目!! 8日は注意が必要

(欧米市場レビュー)

4日の欧米時間の外国為替市場では、ユーロが上昇。一時、ユーロ/円は123.59円、ユーロ/ドルは1.0985米ドルへと上昇しました。フランス大統領選挙第2回投票(7日実施)の世論調査で、中道政党「前進!」のマクロン候補が極右政党「国民戦線」のルペン候補を大きくリードし、ユーロの支援材料となりました。4日のマクロン候補とルペン候補のテレビ討論会後に行われたエラブによる世論調査では、討論会で説得力があった候補として約63%がマクロン候補を挙げました。ルペン候補は約34%でした。

英ポンドも堅調。ポンド/円は一時145.69円へと上昇しました。英国の4月サービス業PMI(購買担当者景気指数)が55.8と、市場予想の54.5を上回ったことが好感されました。

豪ドルは軟調に推移。一時、豪ドル/円は83.13円、豪ドル/米ドルは0.7384米ドルへと下落しました。鉄鉱石の価格下落が、豪ドルの下押し圧力となりました。鉄鉱石は、豪州の輸出全体の2割程度を占める主力輸出品です。

(本日の相場見通し)

日本時間本日(5日)21:30、米国の4月雇用統計が発表されます。市場予想は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比19.0万人増、失業率が4.6%です。市場予想からかけ離れる結果になれば、為替市場が反応する可能性があります。

本日は、FRB(米連邦準備理事会)当局者の講演が数多く予定されています

<FRB当局者の講演予定>
 〇フィッシャーFRB副議長(日本時間6日00:30)
 〇ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(同01:45)
 〇ローゼングレン・ボストン連銀総裁(同02:30)
 〇エバンス・シカゴ連銀総裁(同02:30)
 〇ブラード・セントルイス連銀総裁(同02:30)
 〇イエレンFRB議長(同02:30)

FRBは5月3日のFOMC(連邦公開市場委員会)で、政策金利を0.75%〜1.00%に据え置くことを決定。声明では、今後も緩やかな利上げを続けることを示唆しました。市場の金融政策見通しを反映するFF金利先物によると、市場はFRBが年内あと2回の利上げを織り込んでいるようです。*詳しくは5日のスポットコメント『市場は年内残り2回の米利上げを織り込む』をご覧ください。

イエレン議長らの講演にも注目する必要がありそうです。講演で先行きの金融政策について新たな材料が提供されれば、為替市場が反応しそうです。

7日(日)にフランスの大統領選挙第2回投票が行われます。その結果次第では、8日(月)の為替市場は上下双方向に大きく動く可能性があります。8日は、窓を開けて始まる可能性もあるため、注意が必要です。

(アナリスト 八代和也)

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