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2017/05/03 08:52本日は米FOMCやISM非製造業指数に注目

(欧米市場レビュー)

2日の欧米の為替市場は、本日の米FOMCを前に動意に乏しい展開。その中で、足元での北朝鮮問題をめぐる地政学リスクが幾分和らいでいることもあり、米ドル/円は一時112.27円まで上昇しました。ただ、その後発表された米自動車販売統計が市場予想を下回ると、米10年債利回りが低下。米ドル/円も上値の重い展開となりました。

英ポンド/円は一時145.07円まで上昇。4月の英PMI製造業は57.3(3月は54.2)と市場予想(54.0)を大きく上振れたことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

本日は米FOMCや4月の米ISM非製造業景況指数が材料となりそうです。

今回のFOMCではFFレートの据え置きが予想されています。そのため、市場の耳目は声明文に集まりそうです。米経済指標は足元で軟化が見られます。一方で、フィッシャー副議長らFRB関係者の多くは、年内残り2回の利上げが適切との見解を依然として示しています。

5/2時点のFFレート先物によれば、市場は6月の米利上げを67.1%織り込んでいます。一方で、12月は48.5%となっており、わずかな差ながら市場のメインシナリオは年内残り1回の利上げに留まっています。今回のFOMCで将来の利上げペースについて何らかの材料が提供されるのか注目です。

3月の米ISM非製造業指数は55.2と前回の57.6から大幅に低下しています。4月分の市場予想は56.0となっており、前回低下した反動が出る可能性はありそうです。その場合、上記の利上げ確率の上昇要因となる可能性もあり、米ドルのサポート材料となりそうです。

英ポンドは、堅調な英経済や英下院の解散総選挙でメイ首相の政権基盤が盤石になるとの観測を背景に、足元で底堅く推移しています。一方で、BREXITの交渉が前途多難であることには変わりなさそうです。

先月29日に開かれたEU首脳会議(英国を除く)では、英国のEU離脱交渉の開始を前に英国に厳しい姿勢を示す「(交渉の)指針」を全会一致で採択しました。

指針では、在英EU市民の権利保障や約400-600億ユーロとされる清算金の算定が優先されるとしています。英国は通商や離脱移行期間中の激変緩和措置などを同時並行で進めることを求めていますが、EU側は厳しい姿勢で離脱交渉に挑む模様です。BREXITをめぐる不透明感は引き続き英ポンドの重石となりそうです。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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