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2017/04/26 08:56TCMB政策金利や米税制改革の大枠発表に注目

(欧米市場レビュー)

25日の欧米の為替マーケットでは、米ドルやユーロが堅調。米ドル/円は一時111.16円、ユーロ/米ドルは1.0946ドル、ユーロ/円は121.59円まで上昇しました。

本日発表予定のトランプ政権の税制改革の大枠に対する期待や、堅調な企業決算が好感され米国株が上昇。金利は上昇(米国債価格は下落)したことが米ドルのサポート材料となりました。

仏大統領選挙への警戒感が後退する中、ECB関係者が、「6月に金融緩和の縮小についてシグナルを送る余地があるとみている」とロイター通信が報じるとユーロは上昇しました。

(本日の相場見通し)

ECB内部にはQE(量的緩和)の縮小を求める声があります。昨日のロイター通信の報道はそれを裏付ける内容と取れるでしょう。ただ、昨日の報道では、明日27日のECBの金融政策会合で何らかの変更を加える意欲はほとんど見られないとしています。

ドラギECB総裁は明日予定されている会見で、現行政策の継続を強く主張する見込みです。ECBの金融政策変更が示唆され、ユーロに上昇圧力が加わるのはまだ先になるかもしれません。

本日はTCMB(トルコ中銀)の政策金利発表やトランプ政権の税制改革の大枠の発表が注目されます。

トルコの3月CPIは前年比+11.29%と2月の+10.13%から伸びが加速しています。インフレ圧力が強まる一方で、1月の失業率は13.0%と景気低迷が顕著です。エルドアン大統領は低迷する景気を背景にTCMBに利下げを求めています。

インフレと景気低迷、利下げ圧力の中で、TCMBがどのような判断を下すのか注目です。トルコ国民投票以降、比較的落ち着いた動きとなっているトルコリラですが、TCMBの判断によってはトルコリラが反応する可能性があり、注意が必要です。

トランプ政権の税制改革の発表は大枠にとどまり、詳細は6月になるとの見方が大勢です。ムニューシン米財務長官は、経済成長に伴う歳入増加が減税による歳入減を補うと(24日の)記者会見で説明しましたが、その実現性は大いに疑問視されます。そのため税制改革の大枠が示されても、市場の反応は一時的となる可能性はあります。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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