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2017/04/20 09:07米ベージュブックはやや弱い結果に。米ドル上昇には米経済の堅調を示す材料が必要か

(欧米市場レビュー)

19日の欧米の為替マーケットでは、鉄鉱石価格や原油価格の下落で豪ドルや加ドルが対米ドルで軟調だった影響もあり、米ドル/円は109.14円まで上昇しました。

WTI原油先物は前日のNY時間終値と比べて1.97ドル安い50.44ドルまで下落しました。EIA(米エネルギー情報局)が発表した週間統計で、ガソリン在庫が2月以降初めて増加したことに加え、原油生産が2015年8月以降で最高水準に達したことが材料視されました。

米ベージュブックは前回と比べ、やや弱めの内容となりました。全国的に緩慢もしくは穏やかな景気拡大が続いたが、個人消費は(自動車を除き)やや軟化しました。前回と比べやや弱い内容となったことで米ドルは上値の重い展開となりました。

英ポンドは上昇が一服。英下院は6月8日に総選挙を実施する動議を522対13で可決しました。これにより、6月8日に解散総選挙が実施されます。ただ、英ポンドへの影響は限定的でした。

本日朝方、NZドルは上昇。NZドルは対ドルで0.7039ドル、対円で76.64円まで上昇しました。NZの1-3月期CPI(消費者物価指数)は前年比+2.2%(予想同+2.0%)と、前回の1.3%から伸びが加速しました。

(本日の相場見通し)

本日は4月のフィラデルフィア連銀景気指数に注目です。米ベージュブックは前回と比べやや弱い結果となりました。フィラデルフィアでは、雇用、賃金、物価は緩慢な拡大が続いたとされ、前回から大きな変化は見られませんでした。フィラデルフィア連銀景気指数の市場予想は25.8と3月の32.8から鈍化する見込みです。

直近では米3月CPIや製造業関連指標などで軟化が見られます。米ドルが再び上昇に転じるためには、米経済の堅調が確認できる材料が必要かもしれません。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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