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2017/04/19 09:09メイ英首相の解散総選挙表明を受けて英ポンド急騰!

(欧米市場レビュー)

18日の欧米の為替マーケットでは、メイ英首相の解散総選挙表明を受けて英ポンドが大幅高。英ポンドは対ドルで1.2905ドル、対円で139.98円まで上昇しました。

米ドルは弱含む展開。税制改革への期待後退や地政学リスクがくすぶる中で、米経済指標が弱い結果となったことが米ドルの重石となりました。

3月の鉱工業生産指数は前月比+0.5%と市場予想と一致しました。異例の暖冬だった2月に比べ3月に暖房需要が例年並みに回復したことで、公益事業が同+8.6%と過去最高の伸びを記録したことが寄与しました。

一方で、製造業は前月比-0.4%と軟化。自動車・同部品が-3.0%と昨年5月以来のマイナスとなったことが製造業全体を押し下げました。

(本日の相場見通し)

メイ英首相は、議会の分裂を背景に議会解散と6月8日の総選挙を目指すと表明しました。

メイ首相は「議会の団結が求められるが、実際には分裂している」と発言。今回の総選挙ではかろうじて過半数を超えている与党・保守党の議席数を増やし、EU離脱交渉での自身の裁量余地を拡大することが狙いのようです。

総選挙を経て、政権が安定するとの思惑が英ポンドの上昇要因のようです。しかし、BREXITが回避されるわけではなく、将来の英経済への不透明感が後退したわけではありません。そのため、英ポンドが一段と上昇する局面でもなさそうです。

(※)英総選挙に関して、「スポットコメント」もご参照ください

経済指標では、本日(日本時間20日3:00)公表される米ベージュブックに注目です。3月のベージュブックでは労働市場のひっ迫(一部の地区ではほぼ完全雇用)や製造業で幾分かの活動の拡大ペースの加速が示されました。

足元では米製造業関連指標に軟化が見られます。「雇用」「賃金」「物価」に関する記述に加えて「製造業」の記述に変化があるのか注目でしょう。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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