市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/04/10 08:59米雇用統計後のイエレンFRB議長の発言に注目!

(欧米市場レビュー)

7日の欧米の為替マーケットでは、米ドルが強含む展開。米ドル/円は一時111.33円へ上昇。ユーロ/米ドルは1.0579ドルまで下落しました。

注目された米3月雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者)が+9.8万人と市場予想の+18万人を下回り、2月の+23.5万人(+21.9万人へ下方修正)から伸びが鈍化しました。これを受けて米10年債利回りは一時2.26%台へ低下。米ドル/円も下落する場面がありました。

NFPが下振れする一方、失業率は2007年5月以来となる4.5%へ低下。NFPに反応していた米金利は反発。米ドルの下落も一時的となりました。

(※)米雇用統計に関して、詳しくは「スポットコメント」もご参照ください

ダドリーNY連銀総裁は講演で、「バランスシート縮小の際に利上げを休止する可能性がある」とした自身の発言に関して、一部で誤って解釈されたとし、「利上げの休止は短い期間になると」述べました。これを受けて米金利や米ドルが上昇しました。

(本日の相場見通し)

本日の注目材料は、イエレンFRB議長の講演(日本時間11日午前5時)です。

7日の米3月雇用統計ではNFPが市場予想を下回り、時間当たり賃金も前年比+2.7%と2月の+2.8%から鈍化しました。一方で、失業率は4.5%まで低下しています。雇用統計の結果を踏まえ、イエレン議長がどのような見解を示すのか注目です。

10-11日にかけて開催されるG7外相会談にも注目です。シリア情勢の他、北朝鮮や南シナ海など東アジアの安全保障が議題の1つになりそうです。

7日には米軍がシリア空爆を行いました。9日にはエジプトで爆発事件が発生。北朝鮮問題をはじめ、地政学リスクが高まっています。市場は落ち着いた動きとなっていますが、地政学リスクがマーケットへ影響を与える可能性もあり、注意が必要でしょう。

(市場調査部 根岸慎太郎)

----------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ