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2017/04/07 09:19本日は米3月雇用統計!米中首脳会談の行方にも要注意

(欧米市場レビュー)

FOMC議事録を消化した6日の欧米の為替マーケットは、本日、米3月雇用統計を控えていることや米中首脳会談への警戒感から様子見の強い地合いとなりました。

ユーロは小幅安。ドラギECB総裁は講演で、ECBによる早期テーパリングの可能性に否定的な見解を示しました。これを受けてユーロは弱含み。一方で、ドイツ連銀のバイトマン総裁は「金融政策の正常化を検討する時期を話し合うのは正当なことだ」と発言。ECBの早期テーパリングに含みを持たせる内容だったことで、ユーロの下げは限定的となりました。

WTI原油先物は約1か月ぶりの高値。EIA(米エネルギー情報局)が発表した先週の米原油在庫は過去最高を記録しましたが、OPEC(石油輸出国機構)主導の減産への期待がサポート要因となりました。

(本日の相場見通し)

本日は米3月雇用統計に注目です。先月10日に発表されたADP雇用統計は+29.8万人と大幅な増加となり、その後の米2月雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)は+23.5万人と市場予想+20万人を超えて増加しました。

5日のADP雇用統計は+26.3万人と前月に続き大幅な増加が示されました。ADPと米雇用統計のNFPは必ずしも一致するものではありませんが、NFPの先行指標として注目されるため、本日のNFPが市場予想17.5万人を上回る可能性も視野に入れるべきでしょう。

米雇用統計ではNFPに並んで時間当たり賃金にも注目です。前回2月は前年比+2.8%と1月の+2.5%から伸びが加速しました。本日の米雇用統計で一段の賃金上昇が確認されるようなら米ドルのサポート材料となりそうです。

米中首脳会談の行方にも注意が必要でしょう。北朝鮮問題や通商政策をめぐり、市場のリスクオフが強まる可能性もあります。その場合、リスクオフの円高となる可能性は考慮しておいたほうがよさそうです。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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