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2017/04/04 08:54米金利低下が米ドルの重石に。南アフリカ国債は「ジャンク」へ格下げ

(欧米市場レビュー)

3日の欧米の為替マーケットでは、米ドルが下落。米ドル/円は一時110.86円まで下落しました。

米3月ISM製造業指数は57.2と2月の57.7から7カ月ぶりに拡大ペースが鈍化。自動車メーカー各社が発表した3月の販売統計ではフォードの前年比-7.2%をはじめ全体的に低調な結果となりました。これを受けて米10年債利回りは2.31%台まで低下。米ドルの下落材料となりました。

南アランド/円は8.06円まで続落。S&Pグローバル・レーティングは、南アフリカの国債を投機的格付け(ジャンク債)の「BB+」に格下げしました。S&Pは、ズマ大統領の内閣改造による政局不安や、それが景気や財政に悪影響を及ぼす可能性を指摘。更なる格下げもあり得るとの見解を示しました。

(※)南アフリカ国債引き下げに関しては本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

本日の注目材料は、RBA(豪中銀)の政策金利発表です。ただ、市場は据え置きをほぼ織り込んでいるため、政策金利の発表に対する反応は限定的となるかもしれません。その場合、市場の関心は声明に移ると考えられます。

(※)RBA政策金利・声明に関しては昨日の「オセアニア・レポート」をご参照ください

米ISM製造業指数は7カ月ぶりの低下となりました。一方で、雇用指数は58.9と2011年6月以降の高水準。仕入れ価格指数も2月の68から上昇し、70.5と2011年5月以来最高となりました。

3月ISM製造業指数は低下となったものの、インフレ圧力や労働市場の引き締まりを確認できる内容といえるでしょう。

7日には3月の米雇用統計が発表されます。ISM製造業指数と同様に、インフレ圧力や労働市場の引き締まり、特に賃金の上昇などが確認されれば米利上げペースの加速が意識されるかもしれません。その場合、米ドルのサポート材料となりそうです。

(市場調査部)

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