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2017/03/31 08:57ゴーダン解任で南アランド下落!米ドルは堅調な経済指標を受けて上昇

(欧米市場レビュー)

30日の欧米の為替マーケットでは、米第4四半期(10-12月)GDP確定値が上方修正されたことで米ドルが上昇。米ドル/円は111.91円まで上昇。ユーロ/米ドルは1.0671ドルまで下落しました。

SARB(南アフリカ中銀)は市場予想通り政策金利を据え置きました。グガニャゴ総裁は会見で、金融引き締め局面が終了した可能性を示唆しました。他方、ズマ大統領が正式にゴーダン財務相を解任しました。市場からの信任が厚かったゴーダン財務相が解任されたことで、南アランドは下げ幅を拡大しました。

欧州株はまちまち。独DAXは前日比+0.44%、英FTSE100は同-0.06%となりました。米国株は上昇。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.33%、+0.29%、+0.28%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日は欧米の物価指数に注目です。

EUの前回2月CPIは2.0%とインフレの伸びが加速しました。ただ、エネルギー価格の上昇による部分が大きく、3月CPIの予想は1.8%と伸びが後退するとみられています。そのため、ECBが金融政策の方針を変更する判断材料とはならないかもしれません。

米国ではFRBが重視するPCE(個人消費支出)デフレーターが発表されます。前回1月は総合が1.9%、コアは1.7%と目標の2%へ近づいています。2月の市場予想は総合が2.1%と伸びが加速する見通しです。コアは1.7%と前回から変わらないとみられていますが、仮にコアでもインフレの伸びが確認された場合、米ドルの上昇材料となりそうです。

SARBの利上げ終了の可能性やゴーダン財務相の解任により下落している南アランドには注意が必要です。今後は、南アフリカ国債の格付けの行方にも注目する必要がありそうです。仮に、格付けが引き下げられた場合、南アランドには一段の下押し圧力が加わるかもしれません。

(※)南アランドについて、詳しくは「スポットコメント」もご参照ください。

(市場調査部)

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