市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/03/29 09:08米FRB当局者の発言に注目。米原油在庫統計に資源国通貨が反応する可能性も!?

[欧米市場レビュー]

28日の欧米時間の外国為替市場では、米ドルが上昇。一時、米ドル/円は111.18円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.0797米ドル、NZドル/米ドルは0.7005米ドルへと下落しました。米国の3月消費者信頼感指数の強い結果や、FRB(米連邦準備理事会)のフィッシャー副議長の発言が、米ドルの支援材料となりました。消費者信頼感指数は125.6と、市場の予想(114.0)に反して2月の116.1から上昇。2000年12月以来の高水準となりました。フィッシャー副議長はCNBCとのインタビューで、年内あと2回の利上げはほぼ妥当だとの見解を示しました。

豪ドルは堅調に推移。一時、豪ドル/円は84.89円、豪ドル/米ドルは0.7649米ドルへと上昇しました。

一方、南アフリカランドは下落。ランド/円は一時8.46円へと値を下げました。南アフリカのゴーダン財務相の処遇をめぐる不透明感がランドに下落圧力を加えました。


[本日の相場見通し]

英国のメイ首相が本日(29日)、EUからの離脱をEUに正式に通知します。通知されれば、離脱条件などをめぐりEUと2年間を期限とする交渉が始まります。ただ、通知は市場にすでに市場に織り込まれたと考えられるため、あまり材料視されないとみられます。

昨日(28日)は、フィッシャーFRB議長の発言が米ドル上昇の一因となりました。本日、シカゴ連銀のエバンス総裁やボストン連銀のローゼングレン総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁など、FRB当局者の講演が予定されています。FRBの利上げペースについて材料が提供されれば、為替市場が反応する可能性があり、注目です。

本日、EIA(米エネルギー省エネルギー情報局)による米国の週間原油在庫統計が発表されます。市場予想は前週比103万バレル程度の増加。予想からかけ離れる結果になればWTI先物が反応する可能性があります。その場合、カナダドルなど資源国通貨に影響を与えることも考えられます。

(アナリスト 八代和也)

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