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2017/03/28 09:24南アフリカランドが下落。為替市場はトランプ米大統領の政策をめぐる思惑に影響を受けやすい地合いか

[欧米市場レビュー]

27日の欧米時間の外国為替市場では、円が反落。米ドル/円は110円台半ば、84.30円近辺、NZドル/円は78円ちょうど近辺へと反発しました。ダウ平均やS&P500など米国の主要株価指数の下げ幅縮小を背景に、リスク回避の動きが和らぎました。

南アフリカランドは軟調に推移。対円で一時8.60円へと下落しました。南アフリカのズマ大統領がゴーダン財務相に帰国を命令。その理由は明らかになっていませんが、ゴーダン財務相が更迭されるのでは?との懸念が浮上しました。*詳細は28日のスポットコメント『南アランド急落、ゴーダン財務相に帰国命令』をご覧ください。


[本日の相場見通し]

米国株がこのところ軟調に推移しています。ダウ工業株30種平均は27日、先週金曜日(24日)終値比45.74ドル安の20,550.98ドルで取引を終了。ダウ平均が8営業連続で下落したのは、約5年8か月ぶりです。米国のトランプ大統領の政策実行力への懸念が背景にあります。医療保険制度改革(オバマケア)の改廃法案をめぐり、与党の共和党内での反対が多いなか、トランプ大統領は24日、下院での採決を断念。改廃法案は取り下げられました。

一方、為替市場ではオバマケア改廃案の不透明感からリスク回避の動きが強まり、それが米ドル/円やクロス円への下落圧力となってきました。

トランプ大統領がオバマケア改廃法案を取り下げたことで、市場では税制改革やインフラ投資の調整も難航するとの見方があります。その一方で、税制改革やインフラ投資の実現が早まるとの期待もあるようです。前者の見方強まれば、米国株や米ドル/円、クロス円には下落圧力が加わりそうです。後者の期待が高まれば、米国株は下げ止まり、米ドル/円やクロス円は上昇する可能性があります。

株式市場や為替市場は引き続き、トランプ大統領の政策をめぐる思惑やニュースに影響を受けやすい地合いになりそうです。

(アナリスト 八代和也)

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