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2017/03/17 09:12TCMBの結果を受けてトルコリラ上昇!本日の注目は米独首脳会談とG20

(欧米市場レビュー)

16日の欧米の為替マーケットでは、ユーロが続伸。ECB(欧州中銀)政策委員会メンバーのノドボニー・オーストリア中銀総裁がQE(量的緩和)終了前に利上げする可能性に言及。ユーロのサポート材料となりました。

昨日、TCMB(トルコ中銀)は主要な3つの政策金利を据え置きました。一方で、事実上の金利の上限となっている後期流動性貸出金利を0.75%引き上げ、11.75%としました。一部では後期流動性貸出金利も据え置き、もしくは1.00%引き下げの見方もあったため、トルコリラ/円は一時31.28円まで上昇しました。

欧州株は上昇。独DAXは前日比+0.61%、英FTSE100は同+0.64%となりました。米国株はまちまち。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.07%、-0.16%、+0.01%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日は、14日から延期されていた米独首脳会談が行われます。また、17-18日にかけて開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議(以下G20)に注目です。両者とも為替問題が議題になる可能性があり、その場合マーケットに影響する可能性があります。

トランプ大統領は貿易面で対独赤字に懸念を示し、ドイツ車に輸入税を課すと示唆しています。また、ナバロ国家通商会議委員長は「ユーロは暗黙のドイツ・マルク」だとし、ドイツがユーロ安で不当に利益を享受しているとして批判しています。一方で、メルケル首相は、トランプ政権の移民政策を批判し、ユーロに関してはECBの管轄だとして反論しています。方向性の異なる2人の間で、どのような会話がなされるのか注目です。

G20では、ムニューシン米財務長官が国際会議にデビューします。トランプ大統領の経済政策に関して議論される可能性があります。また、各国の為替政策に関しても議題になる可能性があります。

英ポンドは上昇しました。昨日行われたBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)で、フォーブス委員が利上げを主張して(据え置きに)反対票を投じたことに加えて、一部メディアで、他の委員の意見も大きく異ならないのではないかとの報道が材料視されました。

ただ、英ポンドが上昇を続けることは難しそうです。昨日、英EU離脱通知法案が正式に可決されました。25日にローマ条約60周年記念のEUサミット(首脳会談)があり、メイ首相はEU側に配慮し、離脱通知は来週行う見通しです。離脱通知後に始まる交渉には不確実な点も多く、それが英ポンドの重石となる可能性がありそうです。

(市場調査部)

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