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2017/03/16 09:13米FOMCは金利誘導目標を引き上げるも、米ドル下落。本日は日・英・トルコの金融政策決定会合に注目!

(欧米市場レビュー)

15日の欧米の為替マーケットでは、米ドルが下落。米FOMC(※)では、市場予想通りFF(フェデラル・ファンド)金利誘導目標を0.75-1.00%へ(0.25%)引き上げました。一方で、市場参加者の今後の金利見通しに大きな変化がなかったことで、利上げペースが加速するとの観測が後退。米長期金利が低下したことが米ドルの下落材料となりました。

(※)米FOMCの詳細は「スポットコメント」をご参照ください

米利上げペース加速に対する懸念が和らいだことや米ドルの下落を受けて、資源・新興国通貨は上昇しました。豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルはそれぞれ0.7716ドル、0.7047ドルまで上昇しました。

ユーロは一時1.0738ドルまで上昇。オランダ総選挙の出口調査(※)で与党VVD(自由民主党)が極右政党のPVV(自由党)を大差で破ったとの結果がユーロのサポート材料となりました。

(※)VVD(党首:ルッテ)   獲得議席数31(現有議席数40)
   PVV(党首:ウィルダース)獲得議席数19(現有議席数12)

欧米株は上昇。独DAXは前日比+0.18%、英FTSE100は同+0.15%となりました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.54%、+0.84%、+0.74%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の主な注目材料は、豪2月雇用統計(日本時間9:30発表)やTCMB(トルコ中銀)政策金利(同20:00発表)に注目です。

ロウRBA(豪準備銀行)総裁は、年内の金利据え置きを示唆する一方、雇用統計を注視すると述べています。失業率は5.7%と前回(1月5.7%)から横ばいが見込まれます。そのため雇用者数(2月予想1.6万人増)やその内訳となるフルタイムやパートタイムの増減にも注目です。

TCMBは足元でトルコリラが落ち着いた動きとなっていることや憲法改正の是非を問う国民投票を控え、政策金利の据え置きが予想されます。ただ、トルコの2月CPI(消費者物価指数)は前年比+10.13%とTCMBの許容範囲(3-7%)を大きく上振れています。仮に政策金利据え置きとなった場合、市場のTCMBに対する信認が低下するかもしれません。その場合、トルコリラは弱含む可能性もありそうです。

その他、日銀金融政策決定会合やBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)が開催されます。いずれも政策の据え置きが決定されそうです。MPCでは、足元の堅調な英経済を受けて一部利上げを求める声もありますが、カーニーBOE総裁はブレグジットや欧州政治リスクを注視しつつ、金融政策を据え置くとみられます。

(市場調査部)

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