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2017/03/14 09:1115日の注目イベントを前に、方向感の出にくい展開か

(欧米市場レビュー)

13日の欧米の為替マーケットでは、ユーロが下落する一方で、英ポンドは上昇しました。

ECB政策委員会のスメッツ・ベルギー国立銀行(ベルギー中銀)総裁はインタビューで9日のECB声明に関して、「今後の金融政策スタンスの変更を示唆するものではない」と発言。市場のタカ派寄りとの解釈を否定する形となったことで、ユーロ圏国債利回りが低下し、ユーロの下落材料となりました。

英国では、スコットランドのスタージョン行政府首相が独立を問う住民投票に向けた法的手続きを来週にも開始すると表明しました。実施のタイミングは2018年秋〜2019年春になりそうです。ただ、英ポンドの反応はほぼみられず、堅調に推移しました。

欧州株は小幅高。独DAXは前日比+0.22%、英FTSE100は同+0.33%となりました。米国株はまちまち。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.10%、+0.04%、+0.24%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

昨日のNY時間に、米10年債利回りは2.6%台まで上昇しました。米FOMCでの利上げが確実視される中で、社債発行が増加したことが米国債の重石となりました。

ただ、米ドルの反応は限定的となりました。これまで米10年債利回りと高い連動性が見られた米ドル/円でしたが、足元では米10年債利回りが上昇しても、米ドル/円は上値が重い場面が見受けられます。本日の外国為替マーケットでは、15日(日本時間16日)に注目イベントが集中していることもあり、方向感の出にくい展開が予想されます。

英国では(日本時間)本日朝方、EU離脱通知法案が政府原案のまま可決されました。メイ首相が明言していた3月末までの離脱通知は予定通り行われることになり、ブレグジットに関する不透明感は幾分後退しそうです。

一方で、スコットランドは英国からの独立を問う住民投票を再び実施する意向を示しました。ハード・ブレグジットも辞さないとするメイ首相へのけん制との見方もありますが、スコットランドの動向が英ポンドに影響する可能性もあり、注視する必要がありそうです。

(市場調査部)

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